マノン

振付:ケネス・マクミラン
全3幕

原作は、フランスのアベ・プレヴォーの小説「マノン・レスコー」。ジュール・マスネの音楽によるケネス・マクミランが振付、1974年初演。全3幕。

振付師ケネス・マクミランの「ロミオとジュリエット」と並ぶ代表作で、「寝室のパ・ド・ドゥ」「沼地のパ・ド・ドゥ」は特に有名です。

音楽はマスネの「エレジー」「聖処女」などの楽曲を編曲して使用し、彼の同名のオペラ「マノン」の楽曲は一切用いられていません。

登場人物

マノン : 魔性の美少女
デ・グリュー : 若き学生
レスコー : マノンの兄
ムッシューG・M : 好色な老富豪
レスコーの情婦 : 高級娼婦

第1幕

舞台は、18世紀パリ近郊の旅館の前。レスコーが修道院入りを前にしたマノンを待っています。老紳士と馬車から降りたマノンは神学生デ・グリュー、ムッシュGMの心を奪います。マノンはデ・グリューと恋に落ち、レスコーが老紳士と取引をしている間に、老紳士の金を盗みデ・グリューとパリへ逃げます。場面が変わるとマノンとデ・グリューによる「寝室のパ・ド・ドゥ」が踊られます。デ・グリューが出かけた隙に、レスコーが、金持ちのムッシューGMを連れてやって来ます。GMは、マノンに宝石と毛皮を贈り、マノンは目がくらみ、GMの元へ行きます。

第2幕

高級娼館に、娼婦たちや男たちが集まり、パーティが開かれています。レスコーとデ・グリューもそこにやって来て、GMもマノンを連れて登場します。デ・グリューは、マノンに自分の元に戻るように頼みますが、マノンは、デ・グリューにいかさま賭博をしてGMの金を巻き上げるようにそそのかします。いかさまが発覚して、マノンとデ・グリューはその場から逃げ出します。デ・グリューの下宿に戻ると、そこへ、レスコーを捕らえたGMがやって来ます。マノンンは捕えられ、レスコーは殺されてしまいます。

第3幕

マノンは流刑地のニューオリンズへ国外通報となり、デ・グリューも彼女を追いアメリカに渡ります。看守がマノンを口説いているところにデ・グリューが現れ、看守を殺してしまいます。、二人はルイジアナの沼地に逃げますが、マノンは力尽きデ・グリューの腕の中で息絶えてしまいます。