バレエ「パリの炎」は作曲家ボリス・アサフィエフのバレエ作品で全4幕7場、フランス革命を題材にしています。台本はフェリックス・グラの「マルセイエーズ」。初演は1932年11月7日キーロフ・レニングラードバレエ団にてワシーリー・ワイノーネンの振り付けにて。ボリショイ劇場での初演は1933年6月6日。2008年7月3日にアレクサンサンドル・ベリンスキーとアレクセイ・ラトマンスキーによる台本、振付はラトマンスキーで2幕構成に。

主な登場人物

ジャンナ、ガスパールとリュシルの娘
ジェローム、ジャンナの兄
フィリップ、義勇兵
コスタ・デ・ボレガル(子爵)
アデリーナ、コスタの娘
ミレイ・デ・プアチエ、俳優
アントゥアン・ミストラリ、俳優А
ジャルカス、老婆
ジルベール、義勇兵大尉)
ルイ16世、王
マリー・アントワネット 王妃М
ガスパール、農夫
「リナルドとアルミーダ」のキューピッド

第1幕

舞台は、ルイ16世時代のフランス、パリ、1791年。幕が開くと農夫ガスパールと彼の子供たちジャンナとピエールの住むマルセイエーズの森。貴族が狩りにやってきて若く美しいジャンナに貴族の男がしつこく言い寄ります。そこへ兄ジェロームが現れ、ジャンナを救いますが、因縁をつけられジェロームは投獄されます。これを見ていた貴族の娘アデリーナがジェロームを逃がします。ジェロームは、アデリーナに感謝しその地を後にします。ジェロームとジャンナは、マルセイエーズ軍を追いかけフィリップに入隊を頼みます。軍は彼らを迎え入れます。ルイ16世とマリー・アントワネットは貴族たちとベルサイユ宮殿で宮廷バレエを楽しんでいます。遠くから義勇軍による「ラ・マルセイエーズ」の歌声が聴こえて来ます。

第2幕

テュイルリー宮へと蜂起するフィリップに率いられる義勇軍、ジェロームとジャンナは混乱の中、宮殿から抜け出したアデリーナを見つけ出し行き場のない彼女を軍に入れます。多くの犠牲者を出しつつも革命が成功し祝いの宴を始めます。広場にギロチンが用意され、連行された貴族の中にアデリーナの父もいます。これを見たアデリーナは父の元へ行き、彼女も処刑されてしまいます。彼女を救うことができずジェロームは悲嘆します。多くの犠牲のもと、パリの民衆は新しい生活へと歩みだします。

ボリショイ劇場 ナターリヤ・オシポワとイワン・ワシーリエフによるパ・ドゥ・ドゥ