毎年、モスクワのボリショイ劇場で大晦日に取り上げられるバレエ作品。

原作はE.T.A.ホフマンの童話「くるみ割り人形とはつかねずみの王様」
台本はマリウス・プティパ、振付がレフ・イワノフによって1892年12月17日にサンクトペテルブルグのマリンスキー劇場で行われた。

音楽は全曲で約1時間半、全2幕で比較的コンパクトな作品。

音楽

小序曲

第1幕

第1場

第1曲:クリスマス・ツリー (お客様がクララ(ロシアではマリー)の家へ)
第2曲:行進曲
第3曲:子供たちのギャロップと新しいお客の登場
第4曲:踊りと情景(ドロッセルマイヤーの贈り物) (ドロッセルマイヤーの人形たちの踊り)
第5曲:情景とグロスファーターの踊り、(老夫婦の踊り)
クララの兄フィリップがくるみ割り人形をこわしてしまう。
第6曲:情景(クララとくるみ割り人形)
夜12時を時計が打つと魔法が始まる。クリスマスツリーがどんどん大きくなる。ここの音楽がとても美しい。くるみ割り人形が王子になる。
第7曲:情景(くるみ割り人形とねずみの王様)戦いが始まり、くるみ割り人形は苦戦するが、クララがねずみの王様にスリッパを投げつけねずみ達は退散する。人形は王子に変身し、お礼にクララをお菓子の国へ出発。

第2場

第8曲:情景(冬の松林で)
第9曲:雪のワルツ 舞台裏で合唱がある。クララと王子はお菓子の国へ。

第2幕

第10曲:情景(砂糖の山の魔法の城)
第11曲:情景(クララと王子)
第12曲:ディヴェルティスマン a.チョコレート(スペインの踊り)
ディヴェルティスマン b.コーヒー(アラビアの踊り)
ディヴェルティスマン c.お茶(中国の踊り)
ディヴェルティスマン d.トレパーク(ロシアの踊り)
ディヴェルティスマン e.あし笛の踊り(フランスの踊り)

マリインスキー劇場(ワイノーネン)版ではワガノワバレエ学校の生徒が踊ります。
ディヴェルティスマン f.ジゴーニュおばさんとピエロ(舞台では通常省略)
第13曲:花のワルツ
第14曲:パ・ド・ドゥ 、全曲で一番の見せ場になります。
パ・ド・ドゥ a.序奏
パ・ド・ドゥ b.ヴァリアシオン I (タランテラ) 王子の踊り
パ・ド・ドゥ c.ヴァリアシオン II (こんぺい糖の精の踊り)

(ボリショイ劇場のニーナ・カプツオワによる金平糖の精の踊り)
パ・ド・ドゥ d.コーダ ここが一番の見せ場となります。
第15曲:終りのワルツと大詰め 夢の終わり

お勧めの全曲盤CDはドラティ盤です。他にもアンセルメ盤、デュトワ盤などすぐれた録音が多いです。ゲルギエフの旧盤は全曲をCD1枚(約70分)に収めためずらしいCDになっています。またランチベリー盤にはイギリスの踊り「ジーグ」が収録されています。ジ-グが収録されている全曲盤この盤以外にはありません。

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