バレエ「背むしの仔馬(イワンと仔馬)」 シチェドリン作曲 (あらすじ/内容)

1864年、チェーザレ・プーニ作曲、アルチュール・サン・レオンの振付でサンクトペテルブルクのボリショイ・カーメンヌイ劇場で初演されました。その後、1955年に作曲家ロディオン・シチェドリンが新たにバレエ曲を作曲し、アレクサンドル・ラドゥンスキーが振付けて、1960年、モスクワ市のボリショイ・バレエ団で上演されたました。

第1幕

家に老人と息子のガヴリーロ、ダニーロ、そして馬鹿のイワンがいます。畑には一頭の馬がいます。
老人が畑に行き戻ってくると、畑が荒らされていたことを息子たちに話します。老人は息子達を畑の見張りに行かせます。
ガヴリーロとダニーロは役立たずのイワンをおいて出かけます。遅れてイワンも一人で畑の中に入っていきます。
夜、イワンが畑の見張りをしていると、一頭の野生の雌馬が畑に駆け込んで畑を踏みつけています。イワンは雌馬の背に乗ります。雌馬は怒ってイワンを振り落とそうとしますが振り落とすことができません。雌馬は、自分を放してくれるなら、イワンに2頭の大きな馬と自分が生んだばかりのせむしの仔馬を渡すと約束し、イワンは雌馬を開放し約束の馬を受け取ります。
そこへ、火の鳥が畑に現れます。イワンは火の鳥を追いかけその場を離れます。そこへ、ガヴリーロとダニーロがやって来ます。ふたりはそこいた2頭の大きな馬をさらいます。火の鳥の羽を手にしたイワンが畑に戻ってくると、大きな馬たちがいなくなっているので泣いてしまいます。仔馬はイワンを慰め、自分が手助けをするので馬をさらった悪者を探し出そうといいます。
ガヴリーロとダニーロは馬を売って一儲けしようと考えていましたが、広場でイワンに見つけられ馬を返します。広場に王様が現れると2頭の大きな馬が欲しくなり側近の帽子と引き換えに馬を買います。帽子がイワンにぴったりだったので、イワンは喜びます。
王様が宮廷に戻ると、イワンの持っていた火の鳥の羽を盗んだ側近が現れて王様に羽を見せます。すると火の鳥達と美しいお姫様の幻影が現れます。王はイワンに姫を連れてくるように命令します。イワンは途方にくれますが仔馬が知っているというので姫を探す旅に出ます。

第2幕

イワンと仔馬は、世界の果てにやって来ます。姫を見つけたイワンは美しい姫が好きになり、姫もまたイワンに好意を持ち、姫は城にいくことに同意します。
宮廷に戻ると王と貴族たちが集まっています。王は姫と結婚したいといいます。イワンは悲しみます。姫は結婚するには海底にある宝石が必要と言います。王様はイワンにその宝石を取りに行くように命令します。仔馬は困っているイワンを励まし、二人は海底に旅に出ます。

イワンと仔馬は海底にたどり着き、海の女王に頼み指輪をもらいました。イワンが仔馬と一緒に指輪をもって帰ってくると、姫は自分の夫になるには若くて美しくなければならないと言います。若く美しくなるには煮え立つ釜に飛び込まねばならないといいます。恐ろしくなった王様はイワンを試しに釜の中にいれます。すると仔馬が魔法を使いイワンは美しい若者に変わりました。これをみた王様は窯の中に飛び込みましたが、王様は死んでしまいました。国の人々は悲しみ、新しい王様が必要だといいました。イワンと姫は結婚して、イワンを新しい王様に選びました。

 

Follow me!