バレエ「コッペリア」 レオ・ドリーブ作曲 (あらすじ/内容)

「シルヴィア」「泉」とならんでレオ・ドリーブの3大バレエのひとつで代表作です(ただし、「泉」はレオン・ミンクスとの合作)。楽しい音楽で陽気な作品です。

原作はE.T.A.ホフマンの物語『砂男』。

登場人物
スワニルダ:主人公、村娘、フランツの恋人
フランツ:村の青年、人形と知らずにコッペリウス博士の家の2階から見かけるコッペリアに恋をしてしまいます。
コッペリウス:コッペリアを造った博士
コッペリア:コッペリウス博士が造った自動人形

あらすじ

第1幕

場所はポーランドの農村です。
人形作り職人のコッペリウスは陰気で気難しく、村人から変人扱いされていました。彼の家の二階のベランダでは、コッペリウスが作ったからくり人形の少女、コッペリアが座って本を読んでいます。だれもコッペリアが人形であることを知りません。
コッペリウスの向かいに住むスワニルダは明るく無邪気な人気者の少女。村の青年フランツとは恋人同士です。しかし最近フランツは、かわいらしいコッペリアが気になる様子。それに気づいたスワニルダはやきもちを焼いてしまいます。ある時コッペリウス博士は町に出かけようとして、家の前に鍵を落としてしまいます。それに気づいたスワニルダと友人たちは、好奇心からコッペリウスの家に侵入します。


スラブ民謡の主題によるヴァリエーション、スワニルダ(オーシポワ)と友達の踊り

第2幕

コッペリウスの家。
薄暗い室内にはさまざまな人形たちが並べられています。それを見たスワニルダと友人たちは、コッペリアもまた人形だったと気づきます。そこへコッペリウスが戻ってきて友人たちは逃げ去りますが、スワニルダは部屋に身を隠します。そこへフランツも、コッペリア会いたさのために梯子伝いに窓から忍び込んできて、フランツもコッペリウス博士に見つかります。
コッペリウスは、フランツに眠り薬を混ぜたワインを飲ませ、酔っ払った彼から魂を抜いて、コッペリアに吹き込もうとします。スワニルダは、コッペリアになりすまして、魂がやどったかのように踊り、コッペリウスをからかいます。フランツも目を覚まし、コッペリアの正体を悟ってスワニルダと仲直りをします。


(人形のヴァリエーション、スワニルダ、ナターリヤ・オーシポワ ボリショイ劇場 ~56:55)

第3幕

村の祭りの日。
フランツとスワニルダは仲直りをして、めでたく結婚の日を迎え、賑やかな祝宴が始まります。
祝宴も本番となり「時」「曙」「祈り」「仕事」「結婚」「戦い」「平和」と踊りが続き、最後は登場人物全員によるギャロップによるフィナーレを迎えて幕となります。

ボリショイ劇場 第3幕から~フィナーレ、ナターリヤ・オーシポワによるスワニルダ

音楽

前奏曲とマズルカ
第1幕 第1曲:ワルツ・レント
第1幕 第2曲:情景
第1幕 第3曲:マズルカ
第1幕 第4曲:情景
第1幕 第5曲:麦の穂のバラード
第1幕 第6曲:スラヴ民謡の主題によるヴァリエーション
第1幕 第7曲:チャルダッシュ (ハンガリーの舞曲)
第1幕 第8曲:情景(退場)- 第9曲:終曲
第2幕 間奏曲とワルツ
第2幕 第10曲:情景
第2幕 第11曲:情景
第2幕 第12曲:自動人形の音楽- 第13曲:情景
第2幕 第14曲:情景 試聴する
第2幕 第15曲:酒の歌と情景
第2幕 第16曲:情景と人形のワルツ
第2幕 第17曲:情景
第2幕 第18曲:ボレロ
第2幕 第19曲:ジーグ
第2幕 第20曲:終曲
第3幕 第21曲:鐘の行進曲 第22曲:鐘の祝典曲(ディヴェルティスマン)
第3幕 第23曲:序奏
第3幕 第23曲 時の踊り
第3幕 第23曲 夜明け
第3幕 第23曲 祈り
第3幕 第23曲 仕事の踊り(紡ぎ娘)
第3幕 第23曲 結婚の踊り(村の婚礼)
第3幕 第23曲 戦い
第3幕 第23曲 平和の踊り
第3幕 第23曲 祭りの踊り
第3幕 第23曲 ギャロップ

お勧めのDVDはロイヤルバレエ団のものとパリ・オペラ座バレエ団のものが映像がきれいです。ボリショイ劇場、オシポワのスワニルダが良かったのですが映像が販売されているのかどうか不明です。CDはリチャード・ボニング盤とジャン・バティスト・マリ盤、比較的新しいものでケント・ナガノ盤がおすすめです。ハイライト版ではシルヴィアとカップリングのエルネスト・アンセルメ版が良いです。

バレエ作品と内容▷

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